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世界三大美女
【東京雑学研究会編】

雑学大全ヒトの不思議 > 人物

三大美女というと「クレオパトラ楊貴妃小野小町」だが、これは世界共通ではない。国によって文化が違うように、美女の好みも違ってくるものらしい
三人の中で最も古い時代に生まれクレオパトラの評価はどこの国でも高く、国際的にも安定した地位を得ている。
ところが小野小町は、悲しいことに世界的知名度はゼロ。
小野小町の経歴については不明点が多いが、『伊勢物語』の主人公といわれる在原業平と、平安の美男美女として語り伝えられ、彼女の歌は情熱的で奔放な中に現実を回避したかのような夢幻的な調べを持っている。この日本が誇る美女が、国際的に全く評価されていないのは残念なことだ。
また、楊貴妃は母国の中国では第一の美女には指名されていない。中国でナンバーワンされるのは、春秋時代(前七七〇~前四〇三)、呉王・夫差の寵姫だった西施。
呉に破れた越王・勾践が政治を撹乱させるために夫差に送った美女が西施だったが、西施は夫差の寵愛を得るとさまざまな難題を要求して呉の国を疲弊させた。胸を病んでいて咳き込む姿が美しかった、とか、呉が滅ぼされた後は愛人だった越の家臣と五湖に船を浮かべて行方知れずになったなど、美女を彩るに相応しい説話が数多い。
西施は呉を滅亡させる原因を作った実績からか、「傾城の美女」としての地位を不動のものにしているようだ。ちなみにこの場合の「城」は防備のための城壁で囲った古代国家のこと。国王が美女にかまけると、この「城」が傾くことから、絶世の美女を「傾城」と呼んだのだ。
クレオパトラの母国・エジプトでは故サダト大統領夫人がクレオパトラの再来と言われているとか。
美女の本場といわれるフランスでは、モナリザの人気が高い。ギリシア人にとって美女は神話の女神たちで、美の女神・アフロディーテ、知恵の女神・アテネ、ゼウスの妻・ヘラだというが、美女ランキングに人間ではなく女神様を持ってきてしまうのは、ちょっと反則、という気がしないでもない。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473