植物①
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 生物の不思議 > 植物
人間には血液型がある。A、B、AB、O型はよく言われる一般的な血液型である。ところが、実は植物にもこの血液型というのが存在していたのだ。
といっても、植物に血液が脈々と流れているといっているのではない。人間の血液をABO式で分類するとき、用いられるのが凝集素というものである。A型には抗A凝集素があり、B型には抗B凝集素が存在している。両方持っているのがAB型で、どちらも持っていないのがO型である。
植物をすりおろした液をこの抗凝集素で調べてみると、ある種類のものは液が凝固して、型があることがわかったのだ。
実験によれば、A型の代表的な植物はアオキやヒサカキなどである。B型はイヌツゲ、ツルマサキ、AB型はスモモ、アセビ、O型はダイコン、サザンカなどである。
言わずもがなだが、型がわかったからといって、植物の汁が人間の血液の代わりをするわけではない。逆もまた真で、植物に人間の血を輸血できるわけでもないのだ。
ちなみに、この反応を起こすのはさまざまな植物のうち約一割程度だということである。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
|
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
|
出版社:
雑学大全[link] |