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死海
【東京雑学研究会編】

雑学大全地理 > 場所

あまりにも塩分が濃いため、どんな生物も住むことができないことから、その名がついた死海(Dead Sea)。この死海の塩分濃度は二五~三一・五%というから、実にふつうの海水の約五~九倍という驚きの濃さだ。
それにしても死海の水はどうしてこんなにしょっぱいのだろうか?
まず第一の理由が、死海がシナイ、アラビアの二つの大陸プレートが南北別々に移動してできたシリア・アフリカ地溝の中にあるということだ。こういった陥没地帯にあるため、死海のいちばん低い湖面は地中海より四〇〇メートルも低い所にある。死海に流れ込んだ水は、ほかに流れ出すことなくたまり続け、常に太陽に照らされて蒸発して、塩分だけがどんどん濃くなってゆく。
それだけではなく、ヨルダン川や地中海から塩分を含む水が一日六五〇万トンも流れ込む。また、砂漠で雨が降ったときや雨期にだけ水の流れができるワジ(涸谷・ワーディー)と呼ばれる谷のような河川からも、一日五〇万トンという塩分の濃い水が流れ込む。
さらに死海周辺は亜熱帯性の地中海性気候で、年間降水量一〇〇ミリ未満と雨が少ない
このように塩分濃度の濃い水が流れ込み、どこにも流れて行かず、蒸発する一方だから、長い年月の間に、どんな生物も住むことのできない死海という海ができたのだ。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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収録数: 1000696
サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473