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三振
【東京雑学研究会編】

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野茂投手がドジャースに入団した頃から、日本のテレビメジャーリーグの中継を頻繁に行うようになった。野茂のトルネード投法がバッターから三振を奪うたびに、誇らしく思い声援をおくる野球ファンは多いと思われる。観客席の日米のファンの中には、「K」の文字を並べたボードを持って、マウンドに向けて掲げたり、振ったりしている人がいる。中には、「ドクターK」と書かれたのもある。
実はこの「K」、野球のスコアブックで三振を記録するときの記号なのであるところで元祖「ドクターK」は、一九八四年に新人で二七六個(二一八イニング)の三振を奪ったメッツのドワイト・グッデンであった。
ではなぜ、三振はアルファベットの「K」で表されるのであろう。『米国野球辞典』や『ディクソン野球辞典』によると、一八六一年に、ヘンリー・チャドウィックにより、アルファベットによるスコア記入方式が創案されたとある。彼は一塁手が打球のゴロを捕り、自分でべースを踏み、打者をアウトにした場合は「A」と記し、二塁手が打球のゴロを捕り、自分でベースを踏み一塁ランナーアウトにした場合、「B」と記した。
彼は、フライ(fly)には「F」を、犠打(sacrifice)には「S」と記したが、ファウル(foul)には、末尾の「L」を当てた。「f」はすでに使っていたからであるそして三振(strike out)には「K」を当てたという。
それはなぜか? まず「S」はすでに使用済みであった。strike outの中では、「K」が最も目立つという理由で、三振に「K」を当てたという。
以上の定説のほかに、画数が三画の「K」で、三ストライクを表したという「字画説」もある。
ちなみに、日本の公式記録には、セ・パ両リーグとも三振には「SO」と記し、振り逃げなどに限り「K」としている。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473