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【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 趣味 > 書籍
残暑きびしく、道行く人は汗をだらだら流しているのに、書店に並ぶ雑誌の表紙では、なぜか毛皮をまとった美女が微笑んでいる。こんなおかしなことになるのは、月刊誌の発売日の日付が、一か月もしくはそれ以上先になっているからである。
例えば、「一〇月号」ならば、九月もしくは八月末に発売される。よく見ると、日付が先になっているのは、隔週誌も週刊誌も同じである。どうして、こんなことになっているのだろう?
この習慣が始まったのは、今からざっと三〇年前である。その頃、女性の社会進出とマスコミの発達が重なったためか、多くの女性雑誌が創刊された。各誌は、今よりも、もっと激しい販売合戦を繰り広げた。
そんな中で、ある一誌が、少しでも情報を早く見せようとして、日付を一か月先にしたところ、ほかの雑誌もあれよあれよと追随し、すべての雑誌の日付が早くなったのである。
各誌が横並びになったら、もう意味はないのだが、今さら元に戻したら、まるで情報が古いように見えてしまう。そのため、現在まで、その習慣が残っているのである。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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