公衆浴場
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 地理 > 場所
ほとんどの家庭が内湯を持つようになったので、銭湯通いも、風呂場が故障で修理中とか、リフォームで二、三日使えないというようなケースくらいしかなくなってきた。
しかし家族旅行で温泉に行き、露天風呂を使うとなったとき、小さな子どもだと「おかあさんと一緒」というのが普通。
こんな公衆浴場施設で、男の子が母親と一緒に女湯と書かれたのれんをくぐっても許容されるのは、その浴場設備がある自治体の条例によって異なる。例えば、東京都なら九歳以下までかまわないが、兵庫県になると五歳以下と条件が厳しくなっている。北海道や埼玉では一二歳以上は禁止となっているから、小学生までと認識しているのだろう。
こうした規定を定めたのが、「公衆浴場の設置場所の配置及び衛生措置等の基準に関する条例」で、その内容は都道府県によってさまざまだ。お湯の清潔さの基準は当然として、浴室や浴槽に使う素材や脱衣室の構造、必要な面積、明るさから下足箱と、かなり細かい部分にまで条件がついている。
そのこだわりの部分は自治体ごとに特色があるようで、条例を定めたときの地方議員諸氏の好みや、気くばりのほどもその条文から透けて見えたりもする。各自治体がホームページ上で公開しているので、お国ぶり、土地柄にどんな差があるのかをチェックしてみるのもおもしろい。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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