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【東京雑学研究会編】

雑学大全自然 > 天候

雲は細かい水滴や水蒸気、氷の粒が集まったもので、もともとは無色透明なのが、太陽の乱反射の具合によって白く見えたり、黒く見えたりする。
白く見える雲は層が薄いので、太陽の光が雲の下まで通り、乱反射して地上からは白く見える
それに対して、黒い雲は層が厚いため、太陽の光のほとんどが層の上の方で乱反射してしまう。つまり、厚い雲の層が光をさえぎっているため、下の方に光が届かず、黒く見えるのだ。
雨の日でも飛行機に乗って雲の上に出ると、雲海がどこまでも白く広がっている。このことからも、雨雲そのものが黒っぽいものではないことがわかる。
一般に黒っぽい雨雲が出たときは激しいどしゃ降りになってもすぐに雨がやんでしまう。反対に白い雨雲のときはしとしとと長時間、雨が降り続く場合が多い。
層の薄い白い雲のまわりでは上昇気流が比較的弱い。だから雲の中の水蒸気が集まってできる雨粒は、少し大きくなるとそのまま落下する。そのため弱い雨が長く降り続くのだ。
黒っぽい雲の代表に積乱雲入道雲)があげられる
積乱雲の中では上昇気流が激しいため水滴はなかなか落ちていかない。長時間、雲の上層部にとどまって雨粒が大きくなっていくのだ。それが上昇気流が弱くなったときに一気に落下し、どしゃ降りの雨になるのだ。
夏の夕立のとき、辺りが一面暗くなり、大粒の雨が降り出すことがある。これは積乱雲すっぽりとおおわれてしまったためだ。
積乱雲の場合、雲の下部は上空五〇〇メートルあたりにあり、上部は上空一万メートルにも達する
もくもくと現れる積乱雲は遠くから見ると白く見えるが、気をつけて見てみると光の届かない下の部分は黒っぽくなっているのがわかるはずだ。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473