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ハチミツ
【東京雑学研究会編】

雑学大全生活 > 食べ物

スペイン北部の「アルタミラ洞窟」の壁面に描かれているハチミツの採取風景などから、前一万八〇〇〇~前一万五〇〇〇年頃より、ハチミツは人々によく利用されてきた最も古い食物の一つであるといわれる。
ハチミツにはローヤルゼリーをはじめ、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどが豊富にふくまれている。また、成分としてふくまれるプロポリスは美容や健康によいとされ、東欧諸国では古来保存用としてもちいている。プロポリスは現在では、防腐剤、抗菌剤、化粧品、バイオリンワニスなどに利用されている。
しかし、一歳未満の乳幼児ハチミツを食べさせると、「ボツリヌス症」というおそろしい病気をひきおこすことがあるので、与えてはいけないのであるハチミツには、サソリの毒やダイオキシンの一〇〇〇倍もの毒素を持つといわれる「ボツリヌス菌」の早期細胞がふくまれていることがあるのだ。ボツリヌス菌は、空気や酸素がなくても生存できるというから、人間にとって大変嫌な菌といえよう。
一歳以上の人間なら、腸内細菌の働きでボツリヌス菌の繁殖をおさえることができる。しかし、一歳未満の乳幼児には、その機能が備わっていない。腸内で繁殖して感染すると、中毒症状が表れ、やがて呼吸困難を起こして、全身の筋力が弛緩する。それが一週間近く続くと、最悪の場合には死にいたることもあるという。
もしも感染したら、一刻も早く血清を使用する必要がある。実際、一歳未満の乳幼児の突然死は、その原因の三分の一がハチミツの摂取だという学説もあるという。
健康のことを考えると、砂糖よりハチミツで甘みを足すのがよいといわれているが、赤ちゃんにとってハチミツは、どうやら「甘い」ばかりではなかったようだ


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473