歯ぎしり
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 ヒトの不思議 > 人体
歯ぎしりは寝ているときの癖の一つである。いびきなどと同じだが、これはあまり体によろしくない癖のようだ。
一般的に、一晩に歯ぎしりをする平均時間は、八時間睡眠で三五分から四〇分くらいなのだが、人によっては一晩中たえまなくしているケースもあるようだ。
それでなくても、歯や歯茎に負担がかかり、頭痛やアゴの関節障害などの原因になるのに、そこまでひどいと歯の半分近くがすり減ってしまうこともあるようだ。
さて、この歯ぎしりだが、一体歯にどれくらいの負担がかかるものだろうか。
歯ぎしりはレム睡眠などの浅い眠りのときに起きるのだが、実際、起きてやろうとしてもなかなか同じような音がだせない。実は、これは無意識のうちに相当なバカ力で噛んでいるからである。
例えば、私たちは、おせんべいを食べるときは一〇キロ、食パン一枚は三〇キロの力で噛んでいる。それが、歯ぎしりするときは六〇から八〇キロの力がかかっているというのである。歯がすり減ったり、歯がグラグラするのも無理はない。
歯ぎしりは、虫歯の詰め物が合わなかったり、ストレスが原因で起きるといわれる。あまりひどい人は歯を一度チェックするのがおすすめだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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