温度②
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 学校じゃ教えてくれない?! > 単位
ふだん私たちが温度をあらわすときに用いる記号は、「℃」と書く摂氏である。ところが、温度をあらわす記号に、もう一つ「華氏」というものがある。そもそも、この華氏とはいったい何なのだろうか?
これは、一七二四年、ドイツの物理学者ファーレンハイト(Fahrenheit)が温度目盛りを考え出したものである。
彼は氷と食塩の混合物の温度を〇度、人間の体温を九六度として目盛りを刻んだ。この測定法によると、水の氷点は三二度、沸点は二一二度になる。
そこで、華氏をあらわす単位記号は、FahrenheitのFをとって「。F」となった。では、なぜそれを華氏温度と呼ぶのかというと、ファーレンハイトを中国語で表記すると「華倫海」となり、その頭文字に由来するというわけである。
なお、摂氏温度への換算は、九分の五掛ける華氏三二度で得ることができるが、現在は、この華氏よりも摂氏の方が多く用いられている。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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