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おしっこ
【東京雑学研究会編】

雑学大全ヒトの不思議 > 人体

老若男女誰でも経験することであろうが、トイレで用を足した後、ブルブルッと身震いしたことがあると思う。特に寒い時期に起こりやすいようだが、これは一体なぜなのだろう
身体を寒い外気にさらしているとき、自然に肩をすくめ、身体を小刻みに震わせていることがある。失われる熱を補おうと、筋肉が熱を発生させているのだ。また、暑いときは汗をかき、蒸発させることにより、熱を発散させる
このように人間の身体には、外界の環境が変化しても、できるだけ体内の環境を一定に保とうとするはたらきが備わっている。これをホメオスターシス(恒常性)という。
血液の量や成分もまた、一定に保たれている。どんなに水を飲んでも、不要な水は細胞から出てきた老廃物と一緒に腎臓で濾過され、尿として膀胱にためられる。尿は約一五〇~二〇〇ミリリットルたまると、トイレに行きたくなり、体外に出される。これもホメオスターシスのはたらきである
ちなみに、大人の両方の腎臓には、一日に五〇〇リットルもの血液が出入りし、それが濾過されて、約二リットルの尿が作られる
そこで、排尿後のブルブルッの話だが、このとき、体内にたまっていた温かい尿が、急に外に出て行くのだから、大量の熱も身体から奪われてしまう。そのため身体を震わせるのではないかといわれている。
また、副交感神経のはたらきで膀胱が収縮し、排尿するわけだが、その後、交感神経が何らかの反応をしているのではないかとも言われている。
ということは、排尿のメカニズムに関しては、現代の医学でも、まだまだわからないことが多いというわけである。寒さに対して起こる震えと排尿時の震えが、全く同じ原理で起こっているのかどうか、本当のところはわかっていない。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473