色鉛筆②
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 趣味 > 色
最近ではシャープペンシルを使う人が圧倒的に多く、すっかり影の薄くなりつつある鉛筆。確かにいちいち削ったりする面倒もないシャープペンシルは便利である。そのせいか、いまどきの子どもは鉛筆の削り方さえ知らない、という話はよく聞かれる。一方色鉛筆はいまでも子どもたちのお絵かき道具として、クレヨンとともに愛用されている。
同じ鉛筆なのに、黒鉛筆はたいがいが六角形だが、どうして色鉛筆は丸い形をしているのだろうか。やはり、明確な理由があるのだろうか? それとも、たんなるメーカーの気まぐれなのだろうか?
実は、黒鉛筆が六角形なのは手に持ちやすく、滑らないようにという配慮からこの形が主流になった。一方、色鉛筆の場合は芯が柔らかいので、同じ厚さの木で支えたほうが芯が折れにくいからなのだ。ほんの少しの違いだけれど、ちゃんと鉛筆の特徴を考えて配慮されているわけで、鉛筆会社の工夫が感じられる。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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