雨①
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 自然 > 天候
天から落ちてくる雨を絵で表現すると、誰もがあの涙型を書くだろう。たしかに、窓ガラスを伝っていく跡は、表面張力が働いて涙型に見える。
しかし、実際に落ちてくるときには、やはり表面張力が原因でお供え餅をつぶしたような形で落ちてくるのである。
その理由を説明しよう。水滴は、無重力状態で空中にあるときは、表面張力のために完全な球形をしている。それが空中を落下してくると、そこに空気の抵抗が加わって、球体は押しつぶされたような形で落ちてくることになる。空から降ってくるのは、いくつものひしゃげたお餅型の雨なのである。
そのことが確認されたのは一九五一年のこと。ときに、事実は夢を壊してしまうものである。できれば、降る雨はイメージの中だけでも涙型であってほしいのだが……。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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