アジサイ②
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 生物の不思議 > 植物
さまざまな色に変化するアジサイだが、青や紫の花が咲くのはどうしてなのだろうか。これには土壌が大きく関係している。アジサイの青の色は、アントシアニンのほかに、アルミニウムが必要になる。
このアルミニウムであるが、どんな土の中にも多少は含まれているものである。ただし、土が酸性だと水に溶けだし、根から吸収されるようになる。そのために、花が青くなるのである。中性やアルカリ性の場合には、吸収されないので、花は赤くなるわけだ。
同じ株でも、アルミニウムが吸収されやすい土地に根を伸ばしていれば、その部分の花は青になり、ほかの花は赤になるという不思議も生まれてくる。ちなみに、紫の場合は、赤と青の中間ということになる。まさに、アジサイは咲くリトマス紙なのである。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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