悪女②
【東京雑学研究会編】
【雑学大全】 ヒトの不思議 > 男と女
日本にも、楊貴妃や西施ほどの美女だったかどうかは別にして、政治に深くかかわって悪女と評される歴史上の人物は少なくない。
鎌倉時代に尼将軍といわれた北条政子は、夫の源頼朝なきあと、跡をついだ息子の嫁の実家が力をつけていくのを防ぎ、その息子が死んで源家の将軍は絶えたものの、実家の北条家に執権として権力を握らせることに成功した張本人である。
春日局もまた、政治に深くかかわって政局を左右するほどの力を発揮した女性として記録される。謀反人の汚名を着た明智光秀の重臣の娘だったが、大奥に出仕して幼少時の徳川家光の乳母になったことで権力を握る。家光がその弟と三代将軍の座を争ったとき、家康に直訴して後継者問題に決着をつけたことで、家光の絶大な信頼を得たのだ。
大奥で権力をふるったばかりか、政治の表舞台にも口出しすることがあり、将軍の座に就くときの最大の味方だった春日局に対しては、家光は抵抗も反抗もできなかったことだろう。
なお、彼女ら二人に加えて、室町時代の日野富子が挙げられることもあるが、偶然とはいえNHKが大河ドラマで三人をヒロインにしたドラマを制作している。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全」東京雑学研究会 |
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“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!! |
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