宮崎アニメとジブリアニメの違い
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宮崎駿が監督したアニメ作品を「宮崎アニメ」、宮崎駿が所属するスタジオジブリが中核となって制作されたアニメ作品を「ジブリアニメ」という。
裏を返せば、(A)スタジオジブリが創設された1985年以前の宮崎駿監督作品は「宮崎アニメ」であっても「ジブリアニメ」ではなく、また(B)スタジオジブリが作ったアニメでも宮崎駿が監督していなければ「ジブリアニメ」であっても「宮崎アニメ」ではない。
(A)の代表的作品が宮崎駿の初監督作となる『未来少年コナン』(1978年)と続く『ルパン三世カリオストロの城』(1979年)。意外なところでは『風の谷のナウシカ』(1984年)も「ジブリアニメ」ではない。当時スタジオジブリはまだ世になく、トップクラフトが制作を手がけたからだ(トップクラフトはナウシカ制作費を回収できず映画公開後に清算となった)。
一方(B)には、高畑勲の監督した『火垂るの墓』(1988年)、『おもひでぽろぽろ』(1991年)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)、『ホーホケキョとなりの山田くん』(1999年)。望月智充の監督した『海がきこえる』(1993年)、近藤喜文の監督した『耳をすませば』(1995年)、森田宏幸の監督した『猫の恩返し』(2002年)、百瀬義行の監督した『ギブリーズ EPISODEII』(2002年)がある。
スタジオジブリ=宮崎駿=超大作というイメージが強いが、(A)(B)群の作品の中にも良作が多数ある。もし機会があったら鑑賞してみてはいかがだろう。(文中敬称略)
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