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FIFAの国籍変更規約
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ワールドカップ予選をめぐる64の話〜キーワード集2章「ジーコ時代に得たもの…」 >

FIFAには、「年齢カテゴリーの如何にかかわらず、ひとつの協会の代表として公式試合でプレーした選手は、他の協会の代表としてプレーすることはできない」という原則がある。これは、サッカーだけでなく、フットサルの代表だった選手がサッカーの代表になるときにも適用される。ただし、2003年の規約改正で、二重以上の国籍をもつ選手がひとつの協会で年齢制限のある代表として公式戦出場の記録があっても、21歳を迎える以前に別の協会の代表になることを申請すれば協会を変更することができるようになった。エメルソンの場合は、ブラジルのU?20代表になった時点でカタール国籍をもっていなかったので、カタール代表になることが認められなかったのだ。また、代表歴のない選手が国籍を変更した場合には「新しい国」の協会の代表になることができるが、次の4つの条件のいずれかひとつを満たさなければならない。①「新しい国」で生まれたこと②実父または実母が「新しい国」で生まれたこと③実の祖父または実の祖母が「新しい国」で生まれたこと④選手自身が、18歳以後に少なくとも5年間は「新しい国」に居住していること(④は03年の改正では「2年間」だったが、08年の改正で「5年間」に延長された)


あすとろ出版
「ワールドカップ予選をめぐる64の話〜キーワード集」
JLogosID : 14820744


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