エメルソン
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【ワールドカップ予選をめぐる64の話〜キーワード集】 2章「ジーコ時代に得たもの…」 >
ブラジル出身、現在はカタール国籍のストライカー。2000年にブラジルのサンパウロからJ2のコンサドーレ札幌に移籍、1981年9月6日生まれ、18歳とされていたが、のちにこれが偽りだったことが判明する。34試合で31ゴールをマークして札幌(監督は岡田武史)のJ1昇格に貢献した後、01年にJ2の川崎フロンターレに移籍、半年でJ1の浦和レッズに移籍、以後、浦和のエースとなって活躍した。しかし05年6月に突然カタールのアルサッドに移籍した。J1では100試合71得点という驚異的な得点率を残している。06年1月、ブラジル帰国中に2通のパスポートを所持していることが発覚して逮捕される。正しい生年月日は1978年12月6日。彼は99年1月にブラジルU?20代表として南米U?20選手権に出場した記録があるが、そのときにすでに年齢を偽り、規定違反だったことになる(ブラジルサッカー協会が処分の対象になるはずだ)。しかしカタールは代表強化のために06年10月に国籍を与え、08年3月にカタール代表にデビューさせ、イラクとのワールドカップ予選にも出場させた。これは完全にFIFAの規約違反で、のちにイラクは提訴したが、FIFAは「提訴期限が過ぎている」と取り上げず、エメルソンにはカタール代表になる資格がないことだけが確認された。彼の正しいフルネームはマルシオ・パッソス・ジ・アルブケルケ。しかしJリーグの記録集では、いまも「フルネーム=マルシオ・エメルソン・パッソス、1981年9月6日生まれ」となっている。現在はブラジルのフラメンゴ所属。
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