フィーヌとマール
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【洋酒手帳】 ブランデー > フィーヌとマール
フィーヌとマールは、ぶどうを主原料にしたフランスの蒸溜酒で、ブランデーの仲間。おもにワインの生産者によって造られている。フランス語ではブランデーなど蒸溜酒を、Eaux-de-Vieオー・ド・ヴィー=「命の水」と呼び、フィーヌとマールも正式な名前は頭にオー・ド・ヴィーがつく。
フィーヌ Fine
正式名称はEaux-de-Vie de Vinオー・ド・ヴィー・ド・ヴァン。一般的に「フィーヌ」と呼ばれる。ワインを蒸溜し樽熟成させた蒸溜酒で、産地規制法により生産地が指定されている。コニャックやアルマニャックとは、ぶどうを変えたり、澱引きした後に樽底に残ったワインを蒸溜するなどして、ひと味違った味わいを持つ。穏やかな中に、それぞれの個性を感じさせるものが多い。
マール Marc
正式名称はEaux-de-Vie de Marcオー・ド・ヴィー・ド・マール。ぶどうの搾りかす(マール=滓)を発酵、蒸溜させ、樽で熟成。イタリアの「グラッパ」に当たる、いわばフランスのかす取りブランデー。国の規定により、フランスワイン生産地方14の地名表示がある。ブルゴーニュ、シャンパーニュ、アルザスが三大マールとして有名。ぶどうの香りが凝縮したような、強くワイルドな味わいが特徴。
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「洋酒手帳」上田 和男 |
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ブランデー,コニャック.バーボンなど各種の洋酒を手帳サイズでコンパクトに紹介 |
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