嬉野茶
【うれしのちゃ】
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釜炒り茶とは、中国の緑茶と同様に、生葉を熱処理する際に、蒸す代わりに釜で炒る方式を用いたお茶です。日本の釜炒り茶の代表的なものには、佐賀県の嬉野茶と熊本県と宮崎県の県境周辺の青柳茶がありますが、非常に生産量が少ない種類です。
事実、嬉野茶もそのほとんどは蒸し製の玉緑茶(茶葉の形を整える精揉をしないため、撚れず、丸くてグリっとした形状になっている)で、釜炒り製の玉緑茶は生産量の1割もありません。
独特のすっきりした喉越しとふくよかな甘みが特長の釜炒り茶は、日本茶の中では貴重な存在といえます。
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【この辞典の書籍版説明】
「喫茶手帳」作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会 |
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コーヒー,紅茶,中国茶,日本茶,ハーブティーのすべてがわかる手帳。生産地,味,香,炒り方,抽出法,価格の目安などのデータが,マトリクス形式で一覧できる。 |
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