渡る
【わた・る】
【福武国語辞典】 わ行 > わた
【1】(間をへだてた所を通って)一方の側から他方の側に行き着く。【ア】そこを越えて向こうに行く。「川を―」「横断歩道を―」【イ】(海を越えて)へだたった所に行く。へだたった所から来る。「春になるとツバメが―」「勉強のためフランスへ―」【2】そこを通って行く。【ア】通り過ぎて行く。「木々を―風」【イ】世の中で暮らしていく。生活する。「世間を―」【3】(ものが)一方の手から他方の手に移る。人の所有物になる。「家が人手に―」「問題用紙が全員に―」【4】ある範囲に及ぶ。【ア】端から端まですみずみに及ぶ。「話が多岐に―」「広範囲に―調査」【イ】(ある期間)引き続く。「六か月に―旅」「数回に―地震」【ウ】関係する。「私事に―・ってすみません」「話がある事件に―」▽【4】は「亙る」とも書く。【5】〔古〕「行く」「来る」「歩む」、また、「居る」の尊敬語。【6】〔動詞の連用形について〕その動作・状態がすみずみまで広く及ぶ。「行き―」「晴れ―」「知れ―」
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【この辞典の書籍版説明】
「ベネッセ国語辞典 電子特別編集版」樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄 |
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『福武国語辞典』を元に編集した電子特別編集版。日々の仕事・生活の中で使われる言葉や意味、用法が重要な現代語を中心に約6万語を収録。文章を書く際に役立つよう用例を多く掲載するなど使いやすさを追求した国語辞典。 |
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