現実のほかにどこに真実があるかと問うことなかれ真実はやがて現実となるのである
【】
【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず
【名言名句】
現実のほかにどこ
に真実があるかと問うことなかれ真実はやがて現実となるのである
【解説】
「真実」と題されたエッセイの中の言葉である。このエッセイは、「現実は痛切である」という文章から書き起こされる。現実は容赦なく、しかも複雑であり、あらゆる即断、臆断を受けつけない。しかし、その根底には現実を動かしている単純な法則があり、かつ根底において現実は調和している。法則は達人のみが洞察し、調和している現実は詩人のみが発見する。凡人は法則にも調和にも気づかず、表層の現実のみにとらわれ、かつ翻弄されているのである。しかし、現実の背後に横たわる真実こそが、やがて現実となる。真実を見抜く洞察力を養う努力を怠ってはならない。
【作者】湯川秀樹
【生没年】1907~81
【職業】理論物理学者
【出典】『目に見えないもの』
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
|
まず、あなたにおくりたい、そしてあなたからおくってほしい言葉……やさしい言葉・はげまされる言葉・ぴりっとした言葉の数々……の詰まった辞典です。 |
|
出版社:
名言名句の辞典[link] |