仏も昔は人なりき我等も終には仏なり三身仏性具せる身と知らざりけるこそあはれなれ
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【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 人知をこえて
【名言名句】
仏も昔は人なりき
我等も終には仏なり三身仏性具せる身と知らざりけるこそあはれなれ
【解説】
平安末期の後白河法皇|撰の歌謡集にある歌。釈迦も普通の人間として生まれて悟りを開いた。人間も法・報・応の三身の仏性を備えている身なのだから、悟りの境地に達することができる、という意味。
【出典】『梁塵秘抄』(成立年代未詳)
【参考】後白河法皇は、鳥羽天皇を父に、藤原|璋子を母にもつ。仏への道を求めつづけ、天皇として在位三年、院政三十余年の間、造寺、造仏に情熱を傾けた。熊野信仰も篤く、生涯に三十四回も詣でている。
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