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悲哀は其れ自らが一半の救いなり全く神を見ざるものに悲哀あるべからず又全く神を見たるものに悲哀ある
【】

名言名句の辞典6叡智とわざ > 人知をこえて

名言名句
悲哀は其れ自らが
一半の救いなり全く神を見ざるものに悲哀あるべからず又全く神を見たるものに悲哀あることなし
【解説】
 全く神の存在を意識しない、あるいは必要を感じない人たちに、本当の悲哀がわかるであろうか。人間を超えた無限の存在を意識すれば、自分の存在の小ささ、無力さに悲哀を感ずるにちがいない。
 また、神を意識して、その大きさの前に謙虚になり、素直になれば、悲哀や絶望を感ずるよりは、率直に救いを求めるであろう。悲哀は、その受け取り方によって、人間の方向を決定する。
【作者】綱島梁川
【生没年】1873~1907
【職業】思想家
【出典】『病間録』


あすとろ出版
「名言名句の辞典」
JLogosID : 14820744


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編集: 現代言語研究会
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発売日: 2008年4月
ISBN: 978-4755508141