愚者千人に讃められんよりも数寄者一人に笑はれん事を恥ずべし
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【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 才能と人間力を高める
【名言名句】
愚者千人に讃めら
れんよりも数寄者一人に笑はれん事を恥ずべし
【解説】
センスや感性による芸術や芸道など、またファッションでもそうだが、本物を見分ける目をもった人はそう多くはない。普通の人びとはそういう小数の数寄者に影響されてあたかも自分の好みや意見のように思い込んだり、流行に左右されたりするものだ。宗旦はそうした普通の人を愚者とよび、愚者にどれだけ笑われても痛くもかゆくもないという。自分も数寄者と自負するならば、同じ数寄者に認めてもらえればいいのである。この場合、量は質に勝らない。世の人にどれほどもてはやされようと、数寄者ひとりに笑われたなら恥ずかしいのである。
小数でも鋭い視線を常に意識していたら、感性はより磨かれていくにちがいない。
【作者】千 宗旦
【生没年】1578~1658
【職業】茶道家
【出典】『宗旦伝授聞書』
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