つつましき舌は人間の最上の宝にしてまたほどよく動く舌は最大の喜びなり
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【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 才能と人間力を高める
【名言名句】
つつましき舌は人
間の最上の宝にしてまたほどよく動く舌は最大の喜びなり
【解説】
無駄口をたたかず、適切な沈黙をわきまえることは賢明で、機知に富んだ会話ができるのは大きな喜びだ。
「巧みにしゃべる機智を持たぬことも、沈黙する術を心得ていないことも大きな不幸である」(ラ・ブリュイエール『人さまざま』)という言葉がある。
日本人には「つつましき舌」のもち主が多く、「ほどよく動く舌」のもち主は少ない。現代のグローバルな社会で感性や価値観の異なる人びとと対等につきあっていくためにはつつましさだけでは物足りない。単なるおしゃべりでなく、ほどよく動く舌を身につけてきちんと自己主張ができるようになればいちばんいいのだが、そうかんたんではないようだ。
【作者】ヘシオドス
【生没年】前八世紀頃
【職業】古代ギリシャの詩人
【出典】『労働と日々』
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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