僅かに聞き得たることをばわがもとより知りたることのやうに異人にも語りしらぶるもいとにくし
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【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 才能と人間力を高める
【名言名句】
僅かに聞き得たる
ことをばわがもとより知りたることのやうに異人にも語りしらぶるもいとにくし
【解説】
「にくきもの」として述べる例の一つ。よそで聞いたことを知ったかぶりして他人に話す人がいる。えてして自分の内にしっかりした考えをもっていない人に多い。
人は自分で学び、自己の信念にもとづいた言動をすべきで、他人に振り回されてはいけない。知識も言葉も、自分の力で獲得し、身につけたものがいちばん強いのだ。
【作者】清少納言
【生没年】十~十一世紀
【職業】随筆家
【出典】『枕草子』
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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