帰りなんいざ田園将に蕪れなんとすなんぞ帰らざる
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【名言名句の辞典】 3人間 > 自然と人間
【名言名句】
帰りなんいざ田
園将に蕪れなんとすなんぞ帰らざる
【解説】
少年時代から美しい自然の風景に親しんでいたが、生活のために官吏となり、やがて辞官の決意をする。「既に自ら心を以てからだのしもべと為す/なんぞ惆悵として独り悲しむや」と続く。
美しい田園が待っている。都会の喧燥と意のままにならぬ宮仕えを捨てて、自然のふところに帰ろう。生活のために自分の理想に反して仕官してしまった。過ぎ去ったことを悔やんでもしかたがない。これから人生の正しい進路をとるのだ、という決心をうたった。
【作者】陶淵明
【生没年】365~427
【職業】中国の文人
【出典】『帰去来の辞』
【参考】陶淵明は東晋の末期の人。一度|桓玄に廃された安帝が劉裕によって復位した四〇五年、陶淵明は八月に県令となり、十一月には職を辞している。安帝は劉裕の傀儡にすぎず、十五年後の四二〇年、東晋は滅びる。陶淵明は田園で暮らし、二度と仕官しなかった。
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