合うは離れの始めにして楽しみは憂いの伏する所なり
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【名言名句の辞典】 3人間 > ともに生きる
【名言名句】
合うは離れの始め
にして楽しみは憂いの伏する所なり
【解説】
出会うことは別れることの始まりであり、楽しみの中には憂いが潜んでいる。
一見、正反対の「出会い」と「別れ」、「楽しみ」と「憂い」だが、じつは表と裏のようにひとつながりになっているものだ。出会いがあるから別れ、別れるからまた出会う。
今日の別れはつらいけれど、次なる出会いに期待することとしよう。
【作者】白居易
【生没年】772~846
【職業】中国の詩人
【出典】『和夢春遊詩一百韻』
【参考】白居易は「白楽天」とも呼ばれる中唐の詩人。本国では政治社会について賞賛・諷喩した「諷喩詩」が高く評価されているが、日本では玄宗皇帝と楊貴妃との悲恋をうたった『長恨歌』が有名。この詩を含む『白氏文集』は平安貴族にとって不可欠の基本教養であった。清少納言の『枕草子』でも「遺愛寺の鐘は枕を欹てて聴き 香炉峰の雪は簾を撥げて看る」が引用されている。『源氏物語』も『長恨歌』の影響を受けているといわれる。
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