養生するは、死を善くせんがためなり
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【名言名句の辞典】 1人生 > 豊かに生きる
【名言名句】
養生するは、死を
善くせんがためなり
【解説】
乱世に生きた足利義輝や豊臣秀吉らに仕えた名医の言葉である。
乱世の武士にとって「死」は日常生活の最大のテーマとして突きつけられていた。「寿命を延ばすことよりも、立派に死ぬために養生しろ」の言葉は、いかにみごとに果てるかの武士の心得としてひときわ、光彩を放っている。
現代にあっても「死の美学」として、含蓄ある言葉である。
【作者】曲直瀬道三
【生没年】1507~95
【職業】医学者
【出典】『養生物語』
【参考】曲直瀬道三は、織田信長を診察し、彼が切り取った東大寺秘蔵の香木「蘭奢侍」の一部を下賜されたという。よほどの名医だったのであろう。
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