退屈の中に深い退屈のうちにわれわれは最もよくわれわれの生活を味わう
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【名言名句の辞典】 1人生 > 豊かに生きる
【名言名句】
退屈の中に深い
退屈のうちにわれわれは最もよくわれわれの生活を味わう
【解説】
退屈こそが、人生の土台をなしているという、フランス流のウイットである。
スペインの思想家、詩人のウナムノは、人は退屈していればこそ、気晴らしのこととか、物語とか、遊びとか、人を恋することを「発明」するのだといっている。それらは、気持ちにゆとりがなく、あくせくしていては、とうてい「発明」できない事柄なのだ。人間らしい、本当の生活を楽しむ心のゆとりが、実生活には必要とみているといえようか。
しかし、現代人は退屈とは無縁のようだ。次から次に新奇なものが現れて退屈させないし、心安まる時がない。生活の、人生の充実を実感できないでいる。
時には立ち止まって、「退屈な」心の世界を広げてみたいものである。
【作者】グールモン
【生没年】1858~1915
【職業】フランスの作家
【出典】『沙上の足跡』
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【この辞典の書籍版説明】
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