借金しようが、泥棒しようが一生涯にたくさん費っちまった奴がやはり金持ちと呼ばれるべきでしょう巨万
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【名言名句の辞典】 1人生 > 豊かに生きる
【名言名句】
借金しようが、泥
棒しようが一生涯にたくさん費っちまった奴がやはり金持ちと呼ばれるべきでしょう巨万の富を抱いていても一生涯に少ししか費わなかったらこれは間違いなく貧乏人ですよ
【解説】
ウイットに富んだ「金持ち」の定義である。金持ちというのは大胆に金を使える人だという。
金というのは使ってはじめて価値のあるもので、いくらためこんでいても、使わなければただの紙切れ、ただの数字でしかない。金を持っているだけで使わないのは「貧乏人」といいきる切り口は鮮やかである。借金や泥棒までするのは問題だが、金はためるだけでなく上手に使いたいもの。財産を増やすことばかり考えている人の心は、豊かであるとはいいがたい。「幸福は富がもたらすのではなく、富を使うことによって得られる」(セルバンテス『ドン・キホーテ』)のだから。
【作者】井上 靖
【生没年】1907~91
【職業】作家
【出典】『氷壁』
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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