世間、分別も四十に及ばざれば定まらぬものだ
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【名言名句の辞典】 1人生 > 人生を切りひらく
【名言名句】
世間、分別も四十
に及ばざれば定まらぬものだ
【解説】
「不惑」の四十は人生の一つの区切りでもある。体力と情熱に自信をもってばく進してきたこれまでとはちがい、体力にも衰えがみえ、分別が顔をきかすようになる。会社でも役付きになり、部下をかかえるようになれば、人生相談にも応じなければならぬ。
人生八十年となった今日でも、半分の境目として、来し方、行く末を熟考すべきときにきている。逆に四十になっても分別のない人は、世間の片隅に追いやられることにもなりかねない。もっとも、たかが四十で分別くさくなってはやりきれぬという人たちもいるが。
【作者】鈴木正三
【生没年】1579~1655
【職業】仮名草子作者
【参考】鈴木正三は四十二歳のとき、同僚の儒学者に自身の仏教信仰を批判されて反発、出家して布教に努めた。
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