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初雁
【はつかり】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 神無月

 雁(がん・かり)とは、夏季にシベリア方面で繁殖し、秋に日本列島沿いに渡ってくるマガン・ヒシクイ・カリガネなどの総称。「グワン、グワン」あるいは「カリ、カリ」と聞こえる鳴き声が名の由来という。
 初雁とはその年で初めて渡ってきた雁のことで、東北地方では九~一〇月、九州では一一月頃。その鳴き声を初雁が音(初雁金)という。群をなして渡るときは、一直線になったり、鍵形になったりする。これを「雁の棹」「雁の列」という。夜間に渡ることが多く、昔から「月と雁」は書画の題材にされる和菓子の名にもなっている落雁は、雁が降りるさまをいう。


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


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【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214