防災の日
【ぼうさいのひ】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 長月
九月一日。大正一二年(一九二三年)九月一日午前一一時五八分に起きた関東大震災の教訓を生かすため、昭和三五年、この日を「防災の日」とすることが定められた。関東大震災は地震エネルギー(マグニチュード七・九)からも、被害の大きさ(死者・行方不明者は約一四万人)からも、日本史上最大級の地震だった。
七世紀末の天武天皇の時代は地震が多く、とくに天武一三年(六八四年)一〇月一四日の夜には、「山崩れ河涌く」大地震にみまわれ、倒壊した神社仏閣は数えきれぬほどだったと『日本書紀』に記されている。このときの地震のマグニチュードは八以上と推定されている。
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【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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