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放射線検査
【ほうしゃせんけんさ】

標準治療コラム > 放射線科

 放射線検査とは、放射線を用いて人体内部の形態や機能を映像化し、診断を行う検査のことです。大きく、[1]X線を用いる検査と、[2]放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)を用いる検査に分けることができます。この2つの検査は、放射性同位元素の管理上の問題から、病院内の別々の場所で行われています。X線検査には、通常、検診などで行われている胸部撮影などの単純X線撮影、胃の透視に代表されるバリウムなどの造影剤を用いた造影X線検査、この中には血管の走行や性状をみるための血管撮影も含まれます。また、コンピュータ処理を行うことで体の輪切りの写真(断層画像)を撮影するX線CT検査があります。
 放射性同位元素を用いた検査は、別名「核医学検査」とも呼ばれていますが、体内に投与されたRIから直接ないし間接的に発せられるγ(ガンマ)線を検出し、画像化するものです。脳血流検査、心筋負荷検査、骨シンチグラフィーなど特定の臓器の機能をみる検査の他に、現在、ガンの検査法として注目を集めているPET(ペット)検査などがあります。
 このように放射線検査にはたくさんの種類があります。これらのどの検査を行うかは、病気の種類や病状によっても異なります。なかには、体に負担のかかる検査もありますし、体質的な原因によって造影剤が利用できない場合もあります。個々の検査の内容については、後述される各項目を参照していただければと思いますが、専門の先生とよく相談し、適切な検査スケジュールを組んでいくことが大切です。 (百瀬敏光大友邦


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

感冒様症状  粘稠性  除外診断  

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162