白衣高血圧症
【はくいこうけつあつしょう】
【標準治療】 病名 > 心療内科・精神科
白衣高血圧症とは、自分で家庭で測った血圧は正常ですが、病院で白衣を着た人に測ってもらうと「高血圧」になることをいいます。緊張やストレスで血圧が上がるということはよく知られていますが、それが条件づけされて病院に来ると高血圧になってしまうというわけです。
病院では、緊張をとるためによく2、3回深呼吸をしてから血圧を測りなおしますが、それでも血圧が下がらなくて高血圧と診断されてしまいます。こういう人に、やみくもに降圧剤を投与すると、血圧が下がりすぎてかえっていろいろな症状(立ちくらみ、めまい、疲れ、だるさなど)がでてしまいます。したがって、日常生活の中での血圧変動をよくつかんでから高血圧かどうかの判断を下す必要があります。また、本態性(ほんたいせい)高血圧症の人でも、病院で測る血圧は家庭で測るよりも高いことが多く、これを「白衣現象」と呼びます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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