痒疹/皮膚そう痒症
【ようしん/ひふそうようしょう】
【標準治療】 病名 > 皮膚科
痒疹とはかゆいしこりのことを指す症状名です。虫刺されなどに対して慢性的に過敏な反応を起こしてしこりになる場合が最も多く、引っ掻く刺激が加わって悪化する悪循環に陥っています。もとにアトピー性皮膚炎があるためにそういう反応がより起こりやすくなることもあります。ただし、比較的まれではありますが、慢性的に広範囲に続く頑固な痒疹の場合は、内臓病変を伴うこともあります。
皮膚そう痒症は、皮疹がはっきりしないのにかゆみが強い状態をいいます。皮疹がはっきりしないとはいっても、多くは高齢などのために皮膚の乾燥があってそのために外からの刺激に敏感になってかゆみを生じている例(老人性皮膚そう痒症)が圧倒的に多いといえます。時に、薬剤による皮膚そう痒症もあります。また、まれではありますが、非常に頑固な強いかゆみを伴う場合は、悪性リンパ腫などの内臓悪性腫瘍(しゅよう)の合併も一応チェックしておく必要があります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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