後天性免疫不全症候群(AIDS)
【こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん(えいず)】
【標準治療】 病名 > 感染症内科
AIDS(エイズ)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス=human immunodeficiency virus)の感染によるウイルス感染症で、免疫不全を起こし、日和見感染(ひよりみかんせん)や悪性腫瘍(しゅよう)などを発症してくる症候群を指します。現在までに、HIVは、HIV-1型とHIV-2型が認められていますが、世界で蔓延しているのはHIV-1型のほうです。
HIVが主としてCD4陽性リンパ球に感染し、その質的および量的低下をきたした結果、細胞性免疫を主体とした免疫不全を起こします。しかし、HIV感染症自体は、HIV感染からAIDS発病まで平均13年といわれている慢性疾患であり、病期により急性期、無症候性キャリアー、AIDSに分けられます。感染経路は、性行為、汚染された血液および血液製剤の注射、注射針の共用、母子感染です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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