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糖代謝異常と妊娠
【とうたいしゃいじょうとにんしん】

標準治療病名 > 内分泌・代謝内科

 糖代謝異常とは、「糖尿病」または「糖尿病にまではいかないが血糖がやや高めである状態」を意味します。妊娠中の糖代謝異常は母子ともに影響を及ぼしますので、妊婦さんはきちんと血糖値を下げる必要があります。
 妊娠中の糖代謝異常は大きく2つに分類できます。1つは、糖尿病の女性が妊娠する場合(糖尿病合併妊娠)で、もう1つは妊娠中に発見される糖代謝異常です。そして後者は、さらに2つに分類できます。1つは妊娠中に初めて糖尿病と診断される場合、もう1つは糖尿病の診断までにはいかないが、血糖がやや高めであることが妊娠中に初めてわかった場合(妊娠糖尿病)です。妊娠糖尿病は「妊娠による体の変化によって軽い糖代謝異常(糖尿病にはなっていない)が生じた病態」のことをいいます。
 妊娠時には血糖値の調節に必要なインスリンの働きをじゃまするホルモンが胎盤から分泌されたり、胎盤でインスリンが分解されるため高血糖になりやすくなります。したがって、もともと糖尿病がある糖尿病合併妊娠の場合、妊娠前よりも血糖値が上昇して糖尿病が悪化しやすくなります。
 妊娠中の糖代謝異常は母子ともに影響を及ぼしますので、どのタイプの妊婦さんもきちんと血糖値を下げる必要があります。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

併診  感冒様症状  粘稠性  

【関連コンテンツ】

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162