間質性膀胱炎
【かんしつせいぼうこうえん】
【標準治療】 病名 > 腎・尿路・泌尿器
間質性膀胱炎とは、原因のよくわからない炎症が膀胱に起こり、そのためにトイレが近い、トイレに行ってもすっきりしない、膀胱や下腹部が痛いなどの症状が現れる病気です。年齢的には40歳以上が多いですが、若い人や子どもにもみられます。性別では女性に多い病気です。欧米に多いといわれてきましたが、わが国でもけっして少なくないことが最近ではわかってきました。
原因としては、[1]膀胱の内側をおおっている細胞に異常がある、[2]アレルギー反応が膀胱に起こっている、[3]尿の中に毒性のある物質がまじっている、[4]膀胱の血液の循環が悪いなどがあげられています。しかし、決め手になるような原因は見つかっていません。
大きな特徴は、症状がひどくても検査ではほとんど異常がみられないことです。また、最近までは泌尿器科医の中でもよく知られていない病気でした。そのため、診断までに時間がかかっていることが多いようです。治療も特殊であり、専門医を受診することが勧められます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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