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神経因性膀胱
【しんけいいんせいぼうこう】

標準治療病名 > 腎・尿路・泌尿器

 膀胱の役割は、腎臓で絶えずつくられる尿を一定量までためておくこと、ある一定量たまったら、大脳に知らせ、しかるべき場所でたまった尿を残さず排尿してしまうことです。排尿に関係する神経は、大脳、脊髄という中枢神経と、膀胱と尿道括約筋に行く末梢神経があります。これらのうちどれに障害があっても排尿はスムーズに行われなくなります。これを神経因性膀胱と呼んでいます。
 神経因性膀胱の原因となる疾患には、大脳の血管性障害(脳梗塞や脳出血)、パーキンソン症候群のような変性疾患、多発性硬化症のような脊髄変性疾患、二分脊椎(にぶんせきつい)のような先天性疾患、末梢神経障害には、糖尿病による末梢神経の変性、脊髄損傷または外傷・医原性の神経損傷などがあげられます。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

感冒様症状  併診  粘稠性  

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162