腹圧性尿失禁
【ふくあつせいにょうしっきん】
【標準治療】 病名 > 腎・尿路・泌尿器
尿がもれる状態にもいろいろなタイプがあります。急に走ったり、縄跳び、咳、くしゃみをした時にもれるタイプのものを腹圧性尿失禁といいます。
腹圧性尿失禁が、女性にだけ起こるのは、男女の構造の違いのためです。男性の尿道というのはほぼ20cmの長さで、しかもまわりをいろんなものが取り囲んでいて、しっかり固定されています。一方、女性の尿道は約3cmのストンとした管で、しかも後ろにある膣は壁が薄く、出産や老化でゆるみやすいのです。その代わり男性は膀胱の出口にある前立腺(精液をつくっている所で女性にはない)が年齢とともに大きくなって、排尿困難を起こすことがあります。前立腺肥大症という病気です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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