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過敏性腸症候群
【かびんせいちょうしょうこうぐん】

標準治療病名 > 消化器

 腸の粘膜に炎症やポリープ・腫瘍(しゅよう)など(器質〈きしつ〉的病変という)がなく、ただ腸の働きが強くなりすぎることによって腹痛や便通異常(便秘、下痢、便秘・下痢を繰り返す交替型)などといった症状が現れる病気です。つまり、腸自体が悪いのではなく、それ以外の何らかの原因で腸を動かす神経が刺激されるために、腸の運動が盛んになり腹痛などが起こるのです。
 原因としては、まずその人の性格が問題となります。精神的に弱い人にストレスやプレッシャーがかかると腸が敏感に反応して症状を起こします。私も高校や大学受験の時よく悩まされました。受験前日の試験場の下調べの時は、まずトイレの場所を確認したものです。また、自律神経の不安定な人にも同じことがいえるようです。他の原因としては、薬や食事(内容だけではなく時間的なこと、俗にいう“早食い”)などがあげられます。以上の理由からこの病気は消化器心身症の代表といえるでしょう。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

粘稠性  併診  感冒様症状  

【関連コンテンツ】

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162