食道ガン
【しょくどうがん】
【標準治療】 病名 > 消化器
食道は咽頭から下の頸部食道、胸の中の胸部食道、みぞおちから胃までの腹部食道に大別されます。この食道に発生するのが食道ガンです。まだ原因ははっきりと解明されていませんが、男性に多く、お酒を多く飲む人(とくに濃い酒、ウイスキーや焼酎の原酒など)、また最近の研究で本来、お酒の弱い人がお酒をよく飲むようになったことでなりやすいといわれています。喫煙も食道ガンの危険因子です。ほとんどは扁平上皮ガン(食道の粘膜からできるガン)で胸部食道に多く発生します。
近年では欧米のように腺ガン(食道粘膜が円柱上皮化して発生)も増えてきました。これは下部食道に好発します。いずれも初期の段階では症状が出づらく、嚥下障害や疼痛(とうつう)などの症状があった場合には進行していることも少なくありません。したがって検診などによって早期に発見することが重要です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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