本態性振戦
【ほんたいせいしんせん】
【標準治療】 病名 > 脳神経
振戦は最も多い不随意運動で、相対する筋肉が律動的に収縮するために生じる規則的な「ふるえ」のことです。パーキンソン病では安静時に振戦が生じますが、本態性振戦では動作時や姿勢保持に際して振戦が出現します。遺伝性を示さないものが本態性振戦で、遺伝が明らかな場合は家族性あるいは遺伝性振戦と呼ばれています。老年期に発症する老人性振戦も、家族性振戦や本態性振戦と本質的には同じ部類に属すると考えられています。家族性振戦は、常染色体優性遺伝の形をとります。初発年齢は10歳代が最も多く、ついで35歳以降に2つ目のピークがあります。有病率は40歳以上に限ると10万人に415人と報告されています。男女差はありません。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
|
約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
|
出版社:
標準治療[link] |