傍若無人
【ぼうじゃくぶじん】
【四字熟語の辞典】 四字熟語 > 人間関係の毀誉褒貶
「傍に人無きが若し」と読む。まるで、そばに誰もいないかのように、無遠慮にふるまうこと。秦の始皇帝のころ。荊軻という男がいた。読書と剣術を好み、諸国を遊歴した。燕の国へ行き、琴の名手と仲良くなった。二人は日ごと市中に出かけ、琴を弾き歌って楽しんでいたが、荊軻がいよいよ明日、秦へ行って始皇帝を暗殺しようとした夜、感傷が極まってともに泣いた。まるでそばに誰もいないかのように。すなわち、人の思惑も気にせず、思いのまま素直にふるまうさま。これが横紙破りの無作法をいうように変わってきた。
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【この辞典の書籍版説明】
「「四字熟語」の辞典」真藤 建志郎 |
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日本人として知っておきたい四字熟語の辞典。日常さまざまなところで使われる四字熟語から、ふだんあまり目に触れることのない四字熟語まで約1,000語収録。解説文には同義語・反意語・類語なども盛り込まれている。 |
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