心頭滅却
【しんとうめっきゃく】
【四字熟語の辞典】 四字熟語 > 仏教伝来と輪廻生死
「心頭を滅却すれば火もまた涼し」とは、やせ我慢のことではない。心の持ちようで、どんな苦難でもしのげるという心意気のこと。織田・徳川連合軍の猛攻で、武田勝頼は居城を捨てて敗走、菩提寺の恵林寺(山梨県塩山市)に逃げ込んだ。この寺の住職快川和尚が、包囲軍の目前で、燃える山門の楼上に端座し、泰然自若としてこの句を唱えながら焼死したことで有名になった。雑念を払い、無念無想の境地に到れば、熱い火の中にあっても熱さを感じず、かえって涼しさを感じるものだ。修験者の火渡りはこれを実践する修練。
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【この辞典の書籍版説明】
「「四字熟語」の辞典」真藤 建志郎 |
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日本人として知っておきたい四字熟語の辞典。日常さまざまなところで使われる四字熟語から、ふだんあまり目に触れることのない四字熟語まで約1,000語収録。解説文には同義語・反意語・類語なども盛り込まれている。 |
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出版社:
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