data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

マリー・アントワネット①
【まりーあんとわねっと】

雑学大全2ヒトの不思議 > 人物

有名人同士のカップルというのはいつの時代でも噂に上るものだ。なんと、かの有名なマリー・アントワネットとモーツァルトの間にも結婚にまつわるエピソードが伝わっている。マリー・アントワネットは、マリア・テレジアと神聖ローマ皇帝フランツ一世の末娘として生まれ、一五歳までをウィーンから西南に五キロほどのシェーンブルン宮で過ごした。このシェーンブルン宮で二人は劇的な出会いしたのである。一七六二年一〇月一三日、当時すでに神童として名高かったモーツァルトのピアノ演奏会がこの宮でおこなわれている。このときモーツァルトは六歳。年齢からは考えられない素晴らしい名演奏でフランツ一世やマリアも絶賛、七歳だったマリーも当然その演奏を聞いたはずであるそしてドラマはその演奏の後に起こった。モーツァルトが、ぴかぴかに磨かれていた宮殿の床でつい足を滑らせて転んでしまったという。そこに、駆け寄って手を差し伸べたのがマリーだった。そして、手を借りたモーツァルトはこういった。「ありがとう。大きくなったら僕のお嫁さんになってくれるかい?」周囲はモーツァルトの機転の利いた言葉に大爆笑。さらに、マリーの母親マリア・テレジアが「どうして?」と聞くと、「だって、とても優しいから」と答えたという。もちろん、当時は身分社会。いくら天才とはいえ、庶民のモーツァルトが結婚できるような相手ではなく、この二人がその後に再会して愛を育んだりすることはなかった。もし、そんなことがあったりしたら、フランスの歴史も音楽の歴史も変わっていたのかもしれない。ちなみに、マリー・アントワネットは、フランス国王ルイ一六世と結婚したが、勃発したフランス革命のさなか、フランスの国益をそこなった行動をしたという理由で、断頭台で処刑された。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

火元責任者  手のひらを太陽に  ヘノカッパ  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全2

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全2」東京雑学研究会

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。

出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305