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原稿用紙
【げんこうようし】

雑学大全2生活 > モノ

小学生や中学生のとき、夏休みの読書感想文などを書かされた原稿用紙。この原稿用紙の中央には、リボンのような模様が入っている。最近では、入っていないものもあるが、入っているのが一般的だ。模様の名は「魚尾」という。読んで字のごとく、この模様が魚の尻尾に似ていることから、そう呼ばれるようになった。魚尾は、中国の南宋時代の書物にはついていたというから、その起源はかなり古いようだ。なぜ魚の尻尾をかたどったのかはわかっていないが、その役目ははっきりしている。原稿用紙を半分に折って閉じるとき、両端がぴったり合うように折るための印である。この魚尾に合わせて折れば、スムーズに二つ折りができるというわけだ。このほか、内容証明郵便の用紙や罫紙にも魚尾がついていることがある。ちなみに用紙によっては、魚尾が上だけでなく下についている場合もある。上についている魚尾を「上魚尾」、下についている魚尾を「下魚尾」という。いまでは、パソコンが普及したために、原稿用紙を使う機会は少なくなってしまった原稿用紙の枚数で文字量を数えなくても、画面上ですぐにわかる。便利な反面、魚尾のような便利さと遊び心を備えた心配りが廃れていくのは、少々残念な気もする。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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火元責任者  手のひらを太陽に  上総・下総  

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雑学大全2

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【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全2」東京雑学研究会

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。

出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305